電子メールで少なくなった…切手の種類とその価値

電子メール普及により切手の発行枚数は減少している


かつては遠くの人にメッセージを送る手段として欠かせなかった郵便ですが、電子メールの普及に伴って利用者が減少しています。日本でもっとも郵便の発送が多くなる時期はお正月で、ピーク時の2003年にはおよそ44億枚のはがきが発行されました。しかし、2015年には32億枚まで減っています。
国家的な出来事の際に発行される記念切手も同じ傾向であり、切手収集がブームだった1970年代・80年代には年間4千万枚ほど発行されましたが、2000年以降は1千万枚台で推移しています。
電子メールとメッセージアプリの普及が要因ですが、価値観の多様化によって国民が一丸となれるイベントが少なくなったこともその理由です。切手は今や、見る機会が少ないものとなりました。

使われなくなったからこそ、珍しい切手の価値は上昇している!


郵便はがきと切手は使われることが少なくなりましたが、言い換えれば切手は珍しい商品となり、価値が買値の何倍にも上昇しています。切手の収集は、再び静かなブームを起こしています。
切手にはどのような種類があるかを見ていきましょう。まずは普通切手です。文字通り普通の郵便に使われるものですからあまり珍しくはありませんが、イラストや料金が改定されることはありますから、変更前のものが思わぬ掘り出し物となる可能性があります。
記念切手がレアであることはもちろんですが、それよりも珍しい切手があります。社会事業に充てるための寄附金が料金に含まれた寄附金付切手や、1953年まで発行されていた航空切手です。これらは今やごく一部の収集家が所蔵するのみとなりましたが、多くのコレクターの憧れの的となっています。